©タイガー・パウ2011

製品

カーン - それは 3つのパーツからなるシステム:

-精密切削加工されたアルミニウムトッププレート
-改良されたスタッドと固定ボルト
-合金を切削加工で製造した交換用クロスブレイス

参考価格 ¥157,500.- (税込)

トップ・プレート(Top plate)

トッププレートの交換はオリジナルのステンレス板と簡単に交換できます。堅固な合金塊から切削加工して作られているため、オリジナルパーツよりはるかに剛性が上がっているにもかかわらず、重量はほぼ同じです。さらにサブシャーシを吊り下げるための、正確で安定したプラットフォームを提供するだけでなく、モーターからのエネルギーをサブシャーシとメインベアリングへ到達するまでに大幅に減衰させます。これにより、原音再生のパフォーマンスが向上します。


垂直なスタッドと固定ボルト(stud and bolt)

LP12のトッププレートが板ばね状になっており、それを押し付けて固定されていることを多くの方が既に知っています。ステンレススチール製のオリジナルトッププレートは木製のプリンスとの間のがたつきを減らし、接合状態を良くするために実際に曲げられています。しかし、そのためにサブシャーシを吊り下げる3つのボルトは決して垂直に降りず、プレーヤーのセットアップを正確に行うためにはボルトを垂直に調整する作業が必要になります。それに対し、タイガー・パウのトッププレートは完全に平らです。切削加工されたスタッドは正確な位置にあるとともに、トッププレート面に対して垂直に降ります。そのためプレーヤーのセットアップは劇的にシンプルになります。モーターが固定され、サブシャーシが吊り下げられ、さらにプリンスと接合されているトッププレートは、LP12のすべて面において基盤となっているのです。

トッププレートのすべての部品は定常波の発生を減らすため切削加工されています。それぞれのパーツ一つ一つが振動を増幅する働きをしないようにデザインされています。それと同時に部品の重量が増えてしまい、プレーヤー全体のパフォーマンスに有害にならない設計もされています。

カーンの取付にはLP12を改造する必要がありません。単純にオリジナルのパーツと交換するだけです。
クロス・ブレイス(cross brace)

プレス加工で作らているメーカーオリジナルのクロス・ブレイスは、剛性の高い合金を切削加工し、定常波を減らすための溝が加工さているものと交換します。タイガー・パウ版のクロス・ブレイスは締めつけても歪むことがなく、高い剛性で共鳴しないプラットフォームをバルハラやハーキュリーズ、リンゴー、モースのL字基板に提供します。トッププレート同様に厳しい基準で製造されているこのクロスブレイスも、オリジナルパーツと単純に交換するだけですみます。
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スケールはパフォーマンスの最適化を3つの方法で達成しています。:

1.カウンターウエイトを理想的なアームの支点に近い位置にすることで、カートリッジが慣性から受ける影響が少なくるという利点が得られます。 これを言い換えますと、カウンターウエイトの質量を減少させていることになります。これは実際にダイナベクターやライラ、光悦などの重量があるカートリッジを使用すると顕著に分かります。しかしながら、この効果はミドルからライトウエイトのカートリッジにおいても明白です。

2.スケールには重心位置を下げるために中心から外れた位置に穴があり、カートリッジのスタイラス、カンチレバーと重心がより近くなります。 この利点については世の中に多くの記述があるように、市販のトーンアームの多くがこの設計で作らています。

3.スケールは共鳴の反射をアームの内部で減衰させる独自の分離配置を特徴としています。分析と検証に多大な時間をかけアームからウエイトを分離させるために異なる部材での効果を分析、評価しました。最終的な選択は広範な試聴による評価を続けて到達したものです。


スケール - 重量アジャスタブル・カウンターウエイト(scale-adjustable counter weight)

タイガーパウの重量アジャスタブルカウンターウエイト、スケールのキーファンクションはIttok, Ecos, Ecos SEトーンアームでカートリッジのパフォーマンスを最適化することです。
スケールの重量調整はカウンターウエイトの後ろ側に追加ディスクを確実な固定ができる3つのボルトで取付けて行います。 スケールの基本重量は140gで、15gと20gの2種類の追加ディスクの追加で重くし、以下の重さに変更できます。

140g
155g
160g
175g

期待できる効果は?

基本的として、LP12から音がさらに出るようになります。

特に期待できるのが、調和のとれたさらに素晴らしい音像の描写に焦点が合うようになることです。タイミングがかみ合った、本来あるべき歌声になります。音のディテールはさらに引き出され、ノイズフロアの中 へ落ちていくのが分かるようになります。周波数帯域を通して、変移に継ぎ目のない音へまとまるようになります。

カーンは音を以前の次元から超越させます。
スケールにはこれらのアームのユーザーが期待する品質に応えるために、高品質なサテンクローム仕上げまたはサテンブラック仕上げが選択できます。

全てのタイガーパウの最終製品と同様に、スケールも自社と第三者リスナーによる広範で長期にわたる視聴による評価を多大な手間をかけて開発されています。 レコード盤とスタイラスの間の関係を操るのがレコード再生の本質であり、 スケールはそのインタフェースを改善するために設計されています。

音質を上げることについては、自分自身で定量化するのがベストであり、弊社製品の販売店で評価される方が簡単です。ただ、さらに深い旋律の美しい低音、さらに甘いボーカル、クリアになったトップエンドとディテイルが、さらに明瞭になることをここに記載しておきます。   この音質の向上は、カートリッジが行う仕事を、単純により良い環境の中でさせることで達成されます。

参考価格¥38,430.-

エレベーター - Naim ARO用アームリフト

エレベーターはNaim AROトーンアーム用のアクセサリーの新製品です。レコード盤にスタイラスを下す操作を簡単にするために設計されています。

オリジナルのAROはユニピボットデザインで、アームリフターは付いておらず、ユーザーはマニュアル操作で針を下さなければなりません。これを補助するためAromaticが販売されていましたが、販売されなくなってから長い年月が経っています。

エレベーターはカスタムメイドソリューションでリンのアームボードに既存の部品でそのまま取り付けられるように設計されています。 キールには既に穴を開ける部分が用意さてています。もし標準のアームボードを使用するのであれば、オリジナルのAromaticと同じ位置に追加の穴あけ加工が必要です。

実際のところ、エレベーターはアームのダンパー付きのキューイング・バーで機能的にはEkos SEに取付けられているものと同じです。ブリッジ部分は調整ができるようになっており、カートリッジ形状に応じて最適な上下動をさせられます。さらにブリッジ部は安全に動作のために長さを長くしてあります。

シンピオシスのピーター・スウェイン氏のエレベーターについての着想と助力に感謝いたします。高級カートリッジをAROアームで使用しているユーザーが、エレベーターにより安心して簡単にレコード再生ができるようになることを望みます!

参考価格¥32,025.-

発売中